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本『いまさら翼といわれても』 米澤穂信

『いまさら翼といわれても』 米澤穂信 角川文庫



「ちーちゃんの行きそうなところ、知らない?」

夏休み初日、折木奉太郎にかかってきた“古典部”部員・伊原摩耶花からの電話。

合唱祭の本番を前に、ソロパートを任されている千反田えるが姿を消したと言う。

千反田はいま、どんな思いでどこにいるのか。

会場に駆けつけた奉太郎は推理を開始する。

千反田の知られざる苦悩が垣間見える表題作ほか、謎解きを通し“古典部”メンバーの新たな一面に出会う全6編。

古典部シリーズ第6弾!



合唱祭の本番を前にソロパートを任された千反田えるが姿を消した。

折木は会場にかけつけて彼女がどこへ行ったのかを推理する。

折木が省エネ主義を掲げるきっかけ、千反田の苦悩、伊原の決意などメンバーの新たな一面に出会う6編。

同作者の日常ミステリの小市民シリーズよりも古典部シリーズの方が好き。

伊原の漫研の話は創作する人には刺さるんじゃないかな(ミステリとしてはちょっと弱いとも思ったけど)。

折木が省エネ主義を掲げるきっかけとなった事件もリアリティがあって痛い痛い。

それでも困っている人を助ける優しさは健在。

名家の生まれではないですが、田舎で生まれ育った私には千反田の苦悩がわかりすぎて辛かったです……。

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