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本『○○○○○○○○殺人事件』 早坂吝

『○○○○○○○○殺人事件』 早坂吝 講談社文庫



アウトドアが趣味の公務員・沖を始めとする男女数名。

彼らはネットで知り合った仮面の男・黒沼が所有する孤島で夏休み恒例のオフ会へ。

そこに赤毛の女子高生が初参加することになってメンバーは不安に……。

孤島に着いた翌日、メンバーの二人が失踪。

続いて殺人事件が。

さらには意図不明の密室が連続して……。

果たして犯人は? 

そしてこの作品のタイトルとは? 

「タイトル当て」でミステリランキングを席巻したネタバレ厳禁の第50回メフィスト賞受賞作

援交探偵上木らいちシリーズ第一作。

つづきはネタバレ注意







アウトドアが趣味の男女数名が孤島でオフ会をするが、メンバーの二人が失踪し、殺人事件が起こり、意図不明の密室が連続。

犯人と作品タイトルを推理する趣向がおもしろい。

ただ、トリックやタイトルのあまりのくだらなさに笑った。

序盤は少しというかけっこうタラタラ話が進むので退屈だなぁと思ってた。

そして途中で頼りなさげな主人公の性格がガラッと変わる。

一人称が「僕」から「俺」になってめっちゃアクティブになる。

キャラ崩壊じゃないかと思うんだけど、それもまた後半になって意味がわかるんだけど笑う。

合う人は合うけれど、合わない人には合わない。

「絶賛」か「激怒」の二択というメフィスト賞受賞作らしいといえばらしい作品。

全体的に下品でひわいでエッチなシーンが多いのでオススメしづらいんだけど、ちゃんとミステリはしているのでおもしろい。

この作品はいわゆるバカミスにあたると思う。

ただ、作中で性描写や下ネタもたくさん出てくるのでエロミスとしても読める。

いや、本当にトリックはひどかった(ほめ言葉)。

ミステリ好きあるあるやメタネタもたくさんあってひどかった(ほめ言葉)。

でも妙な納得感や説得力があって嫌いじゃない。

シリーズものらしいので続編も読んでみようと思っている。

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