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本『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 フィリップ・K・ディック

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 フィリップ・K・ディック 訳:浅倉久志 ハヤカワ文庫





長く続いた戦争のため、放射能灰に汚染され廃墟と化した地球。

生き残ったものの中には異星に安住の地を求めるものも多い。

そのため異星での植民計画が重要視されるが、過酷で危険を伴う労働は、もっぱらアンドロイドを用いて行われている。

また、多くの生物が絶滅し稀少なため、生物を所有することが一種のステータスとなっている。

そんななか、火星で植民奴隷として使われていた8人のアンドロイドが逃亡し、地球に逃げ込むという事件が発生。

人工の電気羊しか飼えず、本物の動物を手に入れたいと願っているリックは、多額の懸賞金のため「アンドロイド狩り」の仕事を引き受けるのだが……。

映画『ブレードランナー』の原作として知られている、フィリップ・K・ディック1968年発表の傑作長編。

著者は1982年、53歳で亡くなった。

皮肉にもこの年に公開されたこの映画作品により、彼は一躍スターダムにのしあがることとなった。

人間とアンドロイドの違いとは?

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この記事に対するコメント

無題

スタイリッシュな装丁に、誰もが知ってるメジャーなタイトル。読んでいれば「ほぅ」と一目置かれる名作ですね。映画も素晴らしいですが、小説ではうどんは出てきません(笑)
人間とアンドロイドの違い、ものすごく難しい問題ですね。作中ではデッカード目線で自分に好意的な者を人間、それ以外をアンディーと大まかに分け、例のフォークト・カンプフ検査でも識別しています。しかしもっと世代が進み、何もかも機械で精巧に人体組成を再現し、かつエンパス(共感力)を人間なみに備えたアンドロイドが「わたしは人間だ」と主張し始めたら、それはもう人間だと認めざるを得ないように思います。間違いなく人間であるはずのわたしだって、みんなに自分が「本物の」人間だと証明するのは難しいです。時々取り出しては何度も読み直したい名著ですね!

余談ですが、この本は「サイコパス」というアニメにも登場し、紙媒体のお勧め書籍コーナーまで書店に作られました。わたしも本は紙じゃなきゃイヤだ民族なんですw

【2019/05/24 19:57】紅玉 #29ef1dcc8c(URL)[編集]

無題

紅玉さん

こんばんは。
ご訪問、コメントありがとうございます。

あまり本を読まない人でも題名は聞いたことがあるという人は多そうですよね。かくいう私がそうでしたw
残念ながら映画はまだ見たことがないのですが、うどんが出てくるんですか?気になりますね。
どこまでも人間らしいアンドロイドに出会ったことで今までたくさんのアンドロイドを殺してきた賞金稼ぎのリックが戸惑い悩む姿は無理もないなぁと思いました。ピンボケさんのようにアンドロイドを守ろうとする人がいてもなにもおかしくないとも。

【2019/05/25 19:55】three #12f53938fa()[編集]

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