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本『花のお江戸で粗茶一服』 松村栄子

『花のお江戸で粗茶一服』 松村栄子 ポプラ社



異色の青春お仕事小説の傑作!

弓、剣、茶の「三道」を伝える〈坂東巴流〉の嫡男・友衛遊馬、二十歳。

家出先の京都から帰還するも、家元でさえ副業しなければ家族を養えない貧乏流派ゆえ、働き口を探してこいと言われてしまう。

建造が始まったスカイツリーの警備員に収まるが、周囲からは「あそこの跡継ぎはダメだ」と後ろ指を指され、ガールフレンドとの仲も“行き止まり”。

冴えない日々の中、曲者ぞろいの茶人武人にやりこめられながら、遊馬は自分の進むべき道をぐるぐると探しつづける。

明日が見えないあなたに贈る笑えて泣けて元気になれる物語。



弓・剣・茶道の弱小流派の家に生まれた型破りな主人公が迷いながらも進んでいく物語。

過去に登場したキャラが退場してしまったり新キャラが登場したり茶の湯や武道に関すること、時事ネタなど盛りだくさんのエピソード。

シリーズ最終巻とはいえかなり濃い。

完結おめでとうございますという気持ちと終わってしまって悲しいという気持ちの半々。


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