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ハナ・ハナ・ハナ

こんばんは、threeです。

会社員として初めての給料をもらった時、最初に思ったことは「あれれー、アルバイトをしていた頃の月給の方が高いよー、あれれー?」でした。

日本の大卒新入社員の給料が安いのは分かっていました。

小さくて社員の少ない会社なので分かっていました。

業績もあまり良くない会社なので分かっていました。

ええ、分かっていました……(´・ω・`)

けれど、覚悟が足りなかったようです。

見知らぬイタリア人に「あなた・・・『覚悟して来てる人』・・・ですよね」と問われることもないほどだったのでしょう。

この××××には、夢も希望もありません!


個人的には第三部とか第四部が好きです。







1月中の仕事がお休みの日、年始のご挨拶ということで色々な人にあいさつをしていました。

1人目:泡姫は花嫁になる夢を見るか

SF「あけましておめでとうございます」

私「あけましておめでとうございます」

いつもニコニコ、下ネタ連発の華の女子大生、SFちゃんです。

「すごく・ふかふか」な女の子です。

彼女のことは高校生の頃から知っていますが、いつになく元気がなさそうです。

制服を着ていたSFちゃんも今では大学生です。

そして就活生でもあります。

SF「先輩……」

私「なに、就活がつらいの?」

SF「会社まわりよりも親戚まわりが辛いです」

私「あー、そっか。お疲れさま」

SFは盆や正月になると一人だけで親戚の家にあいさつへ行きます。

そこには複雑な家庭事情が詰まっています。

後輩のお母様は実家から勘当されているからです。

SF「お母さんがやっていた仕事だけはダメよって言われました」

私「Oh……」

SF「つらいっす……」

こんなにも辛そうな彼女は初めて見ます。

こんな時どんな言葉をかけていいのか分かりません。

SF「先輩」

私「なに?」







































SF「おっパブとピンサロ、どっちが儲かりますかね?」


















私「本当は傷ついてないだろ」

SF「なぜか風俗嬢のプロフィール欄に書いてある夢って大体がお嫁さんですよね。お嫁さん(笑)」

私「映画【プリティ・ウーマン】でも見たんじゃない?」

SF「風俗店の従業員が書く嬢の紹介文に清楚とか清純って単語が入っていると、なんか笑えません?」

後輩の笑いのツボが分かりません。

これがジェネレーションギャップというものでしょうか。

私と2つくらいしか違わないはずですが、年はとりたくないものですね。

SF「先輩の会社で雇ってもらえません?」

私「やめておいた方がいいよ。2、3年後には倒産してるかもしれないし」

就職したばかりですが、再就職先を真面目に考えようと危機感を覚えています。

仕事がツライとか職場環境がイヤとかではなく、会社の存続自体がヤバイのです。

SF「じゃあ、永久就職させてください」

私「不倫は文化だけど、浮気はアウトだから」

SF「意味分かりませんよ」

日々の疲れとストレスが言語中枢に支障が出始めたようです。

助けてください、サロンパス。

SF「吉原か川崎か……どこがいいと思います?」

私「きちんと真面目に就職活動した方が良いと思うよ」

その後、ラーメン屋で彼女の就職活動と卒業研究の愚痴を聞いてあげました。


2人目:嫁以上恋人未満の歪な関係

なんだかんだと2013年を生きてしまいました。

そして2014年です。

私「あけましておめでとう」

×「おめでとう」

思えば十年以上の付き合いになりますね、彼女とは。

小学生の頃にいじめられている彼女を助けたのをきっかけに仲良くなり、遊びに行ったり話をしたり慰め合ったり依存されたり心中したり……色々ありましたね。

そうして今でもお互いに死にたい気持ちを抱えながら生きています。

今年も×××とは傷痕を舐め合う関係でいたいと思っています。

生まれた年、生まれた月、生まれた日は違えども!

願わくは同年同月同日に死せん!


3人目:立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、一皮剥いたらセクシュアルマイノリティ

その日、私は駅前のファストフード店に呼ばれました。

ファストフード店は、ここ数カ月利用していなかったので本当に久しぶりの入店です。

以前はあった商品がなくなってしまっていて、注文する際に混乱しました。

私の頭の中では、未だにマックポークとハンバーガーが100円で食べられます。

私「あけましておめでとうございます」

先「彼氏と別れた。慰めて」

いきなり何を言い出すのでしょうこの人は。

別れた=寂しい。

慰めて=抱いて。

3秒で理解しました!

ただし、脳ではなく下半身で考えた結果です。

しかし、下半身で物事を考える大人になってはいけないと躾られてきたので、私は脳で考えた言葉で聞き返します。

私「別れたって……あいつとですか?」

先「あいつ以外に誰がいるの」

私「いえ、大学卒業後も付き合っていたとは思っていなかったですから」

先「え?」

私「え?」

先「みりんちゃんの目から見たら、私と彼はそんなに不仲に見えた?」

この人は私のことを「みりんちゃん」と言います。

それは私の本名が「佐藤味醂」だからです(・Д・;)ナ、ナンダッテー

まあ、嘘ですけどね。

私「不仲には見えなかったですけど、長続きしそうにも見えなかったですね」

先「友達なのに辛辣だね」

私「そうですか? でも、レズとノーマルの恋愛は、なかなかうまくいかないものですね」

先「元ビアンね。今はバイだよ」

そうでした。

この人は元レズビアンで、今バイセクシュアルでした。

女性として女性を恋愛対象や性愛対象として好きだったのです。

そして元彼氏の友人と出会って「男もイケルやん!」と思い、バイセクシュアルに転向しましたテーレッテレー

二次元の女にしか興味がなかったオタク男性が、三次元の女性の良さに気づいたようなものです。

私「バイってアレですか。ラーメン屋でラーメンとライスをいっしょに注文して、一度に二度おいしい、みたいな感覚ですか?」

先「みりんちゃんとは久しぶりにあったはずなのに、久しぶりに会った気がしないくらい変わってないね」

先輩から褒められました。

心底呆れたような表情をしているのは気のせいです。

私「先輩も前と変わらず綺麗ですよ(・∀・)」

先「そういうのは心を込めて、決めた相手にしか言わないとダメだよ」

先輩は優しい笑顔で指摘してくれました。

どんなに辛くても苦しくても笑顔を絶やさないところも変わっていません。

先「ねーねー、良い人紹介してよ。浮気しない人だったら誰でもいいよ」

私「……」

別れた理由はそれですか。

私の友人とはいえ元彼ェ……。

私「じゃあ、男嫌いのノーマル性癖なおっぱいの大きな子を紹介します」

先「ありがと。あと、働き口も紹介して」

私「……そちらはお手伝いできそうにないです」

そういえば大学院もそろそろ卒業でしたっけ。

その後、先輩の部屋で愚痴を聞かされることになりました。

私「前にも言ったと思うんですが、自宅に誰でもポンポン入れるのはやめた方が良いですよ」

先「知らない人は入れてないよ。知っている人で、信用できる人だけ」

たとえ知っている人でも、私のように信用できない人は入れない方がいいと思うんですけどね。

先「みりんちゃんは妹だから」

私「意味が分かりません」

先「それに、浮気する度胸もないでしょ」

私「不倫はしても浮気はしない主義ですから」

先「そっちの方が意味分からないよ」

今日はここまで、です。


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雑記COMMENT(2)

この記事に対するコメント

無題

>>おっパブとピンサロ、どっちが儲かりますかね?
どちらが儲かるのか(滝汗)
私の友人が行ったピンサロで、中学時代の女友達に再会した痛いエピソードは聞いたことがありますが……

【2014/02/08 18:35】光一 #5331d7ba51(URL)[編集]

無題

こんばんは。
コメントありがとうございます。

悲劇のような喜劇のような。
友人との再会は懐かしさと喜びが感じられるものですが、再会する場所とタイミングも大事ですよね。

【2014/02/10 23:07】three #5810572d5a()[編集]

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