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漫画『午後のグレイ』 活又ひろき

漫画『午後のグレイ』 活又ひろき 講談社



体育のマラソンの順位も真ん中、テストも平均点、

やることなすこと全部中途半端な超普通人間、志村太地(高校二年生)。

そんな彼はバラ色高校生活に憧れている。

せめて何か一つ人より優れた能力があればと思っていた。

その翌日太地は、かわいいと評判の転校生・灰沼ソルを見て驚愕する。

灰色の肌、不思議な触覚、まるで宇宙人のような姿だったからだ。

しかし彼以外にはソルが美少女に見えていて、誰も不思議に思っていなかった。

その日の帰り道、太地はソルが乗る原チャリ(型飛空車)にキャトルミューティレーションされてアパートの一室に連れて行かれる。

そこでソルと彼女の父親と会い、二人が宇宙人であることを知らされる。

父親は地球人を使って実験をするためにやってきたという。

太地はソルにそそのかされて宇宙人の実験台を始めることに。

あんなものが見えちゃったり、こんな時に飛んじゃったり……バラ色でもないけど普通でもまったくない。

グレイな毎日が止まらない。



ツッコミはできる超普通人間の太地、がんばり屋の美少女宇宙人ソル、仕事する気なしのおっさん宇宙人の三人を中心に繰り広げられるドタバタコメディです。

宇宙人の実験台というと危険な印象がありますけれど、全くそんなことはありません。

だってこれはギャグ漫画ですから(´∀`)

太地とソルは、ろくでもない効果しか出ない実験をいくつも繰り返していきます。

ソルの父親でグレイ顔の宇宙人は、地球のテレビゲームに夢中で仕事しません。

ろくでもない効果とは、人の性感帯が見えるようになる能力だったり、う○こ座りで力を入れると膝の横に生えた翼で空を飛ぶ能力だったり色々です。

人の性感帯が見えるようになる能力の話では、嬉しくないエロシーンが入っています。

ええ、とっても嬉しくないエロシーンです(´・ω・`)

太地(男)がグレイ顔の宇宙人(♂)の性感帯を実の娘ソル(♀)の前で攻めて攻めて攻めまくるのです。

想像してみてください。

グレイ顔の宇宙人(♂)が「あんあん」とあえぎ声をあげ、ビクンビクンと感じている姿を……。

こんな光景を見てしまったらNASAの皆さんも保護とか捕獲とか考えられなくなってしまいますよ。

最初から最後まで笑いが止まりません。

ぜひご一読を。


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