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本『大江戸死体考 人斬り浅衛門の時代』 氏家幹人

『大江戸死体考 人斬り浅衛門の時代』 氏家幹人 平凡社



花のお江戸には死体がゴロゴロ!?

水辺には土座江門、道端には行き倒れ、“検死マニュアル”もすでにあった江戸時代。

そして、死体を使った刀剣試し斬りを家業にし、“生きギモ”で富を築いた、浪人・山田浅衛門――。

コワくて不思議な世界がそこに見えてくる。

史料はホラー小説よりも恐ろしい!

知られざる江戸のアンダーワールドへご招待。

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水死体は棒でつついて川下に流す。

非人がいたら刀の試し斬りに使われる。

罪人の死体を使って将軍の刀の試し斬りを担う家。

それが一般常識だったというのは驚きました。

しかもそれが史料に残っているなんて思いもしませんでした。

華やかで平穏な江戸を連想させる著作は多いですが、少し視点を変えてみると暗くて恐ろしい江戸も見えてきます。

“普通じゃない江戸”を知りたい方はどうぞ。

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