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本『探偵失格 愛ト謂ウ病悪ノ羅患、故ニ我々ハ人ヲ殺ス』 中維

『探偵格 愛ト謂ウ病悪ノ羅患、故ニ我々ハ人ヲ殺ス』 中維 イラスト:ぜろきち 電撃文庫

奇妙で巧妙で軽妙な推理奇譚登場。

怪しい洋館に集められたのは――奇人、変人、人外、凡人。

「――ようこそ、“地獄檻”へ」



舞台は皇国日本。

黒塚音子(くろつかねこ)は、性格奔放にして不穏分子な存在である。

ひとたび登場すればクラス内に警報が発され、清めの塩やお祈りをされるという有様だ。

けれど、僕・空野高にとっては愛の奴隷として信奉すべき「お姉ちゃん」だ。

かつて大好きだったお姉ちゃんを目の前で殺された。

「お姉ちゃん」という存在がなければ生きていけない僕は、音子先輩にお姉ちゃんになってもらうことにした。

そして僕と彼女は共犯者の関係でもある。

ある日、音子から誘われたドキドキのお泊まり♪

しかしそれはただの旅行ではなく、僕は怪しい洋館に連れ込まれてしまう。

外法の象徴「不死姫」を擁し、狂信軍人「神々の蛮刀」、謎の魔女をはじめ規格外の面子が集う時刻館――通称「地獄檻」。

そこで発生する館ものの必然の如き連続殺人事件。

敵地の極みで起こる阿鼻叫喚の果て、僕は黒塚音子の真の姿を見ることになる。

呪法庁の亡霊欠番「祟り神」と欠陥人間「探偵失格」が見つけ出すのは犯人か、それとも百鬼外法の成れの果てか――?

つづきはネタバレ注意?

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この作者が古野まほろの影響を受けていることは確実だと思います。

古野まほろ『天帝のはしたなき果実』に世界観とか登場人物の設定、文章が似ているのです。

似ているというかほぼ同じです。

まさか犯人の正体までいっしょとは思いませんでしたよ(・∀・;)

作者はあとがきで「この作品はなんちゃって推理です」と説明しております。

だからこの作品を読もうと思っている方は、なんちゃって推理ものと思って読んでください。

電撃大賞の何次選考かの拾い上げデビューらしいです。

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