忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



本『別冊図書館戦争Ⅱ』

『別冊図書館戦争Ⅱ』 アスキー・メディアワークス

著者:有川浩

イラスト:徒花スクモ



先に注意書きとして書いておきます。

本『別冊図書館戦争Ⅱ』もベタ甘です。

ベタ甘な恋愛が好きな方や本編エピローグを読み終えて手塚と柴崎のその後が知りたい方はお読み下さい。

ベタ甘が駄目な方は逃げてください。

これは著者があとがきでも書いていることです<(_ _)>

公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として 「メディア良化法」 が成立・施行された現代。

強権的かつ超法規的な「メディア良化委員会」とその実行組織「良化特務機関」の言論弾圧が行われていた。

それらに唯一対抗できる存在——図書館。

図書館は「図書館法」を根拠に独自の防衛組織・図書隊を設立した。

武装した図書隊は、良化機関との永きに渡る抗争に突入することになる。

全ては図書館の自由を守るために!


検閲抗争における銃器の使用禁止が法として整備された頃、笠原郁は憧れの王子様であり上官の堂上篤と結婚していた。

ある日、休憩室で堂上班は「もしもタイムマシンがあったら」という話題で盛り上がっていた。

郁は結婚式に戻りたいと言い、堂上は同僚の小牧に三日酔いの過去をバラされてしまう。

そこに偶然居合わせた図書特殊部隊副隊長の緒方に郁が話を振ると彼は大学の頃と答える。

緒方の過去の事情を知っている堂上は、気をつかい休憩を早めに切り上げることにした。

気を遣わせたかな、と思いながら緒方は大学三年のころを振り返る——。


郁と篤は結婚してから官舎で同居している。

ある日、昼間あった些細なことで二人は夫婦喧嘩をしてしまう。

篤は郁に投げっぱなしジャーマンを食らわせ、郁は篤に蹴りを放った。

二人の緊張感ある夫婦喧嘩が終わり、郁は篤に昔話を聞かせてもらう。

それは篤が図書隊に入隊したばかりの話だった。


郁が結婚する前、同室で生活していたのは同期の柴崎麻子だった。

彼女も郁同様、三正に昇任していたが一人部屋の空き部屋がなく、そのまま二人部屋を一人で使っていた。

その一人分の空きスペースを使わせて欲しいと寮監が彼女の元にやってきた。

新しい同居人は同期だが、階級が一個下の士長の水島だという。

柴崎は嫌々ながらも四ヶ月後に一人部屋が空くのでそこに入ることを寮監に約束させ、同居を了承する。

だが、新しい同居人は真面目すぎで同期の柴崎にも階級が違うからという理由で敬語を使う大人しい女だった。

柴崎は彼女に苦手意識を持ちながらも、少しずつうち解けようと努力する。

しかし、彼女が抱えている問題は私生活だけではなかった。

仕事の図書館業務では、奥村という男がチラチラと彼女を見たり何度も声をかけてきたりした。

ストーカーのような行為に業務部の同僚たちは心配していたが、柴崎は常に隙を見せず男のことを気にせずうまくやりすごしていた。

隙を見せずになんとかやりすごしていた彼女だが、奥村は彼女が人が少ないエリアでいきなり後ろから腕を掴んできた。

そのまま引きずられるように物陰に連れ込まれた彼女を助けたのは——同期で図書特殊部隊所属の手塚光だった。

彼の登場によりストーカーは柴崎を解放し、その場を立ち去った。

その後、手塚は柴崎に護衛をすると提案し、彼女はそれを受け入れる。

二人は同僚であり、昔三回キスした間柄ではなくなり始めていた——。

【関連リンク】

本『図書館戦争』 第一弾

本『図書館内乱』 第二弾

本『図書館危機』 第三弾

本『図書館革命』 第四弾 本編完結!

本『別冊図書館戦争Ⅰ』 外伝

本『別冊図書館戦争Ⅱ』 外伝

本『阪急電車』

本『植物図鑑』


ブログランキング・にほんブログ村へ
blogram投票ボタンブログランキングTwitterボタン


拍手[5回]

PR


この記事に対するコメント

無題

読破しましたか。(笑

甘甘大好きさんには至極の一冊ですよね~


・・・わたしは軽く酔いそうだった。(爆

【2008/09/02 20:33】ちっこいの #54988cf4d8()[編集]

無題

ええ、読破しちゃいました。
シリーズものをこんなに早く読み終えるとは思いませんでした。

私は甘甘大好きってわけじゃないです(´∀`;)
でも、
この登場人物ならこれくらい甘いほうがおもしろいですよね♪

【2008/09/02 21:01】three #92ce3a43a4(URL)[編集]

この記事に対するコメントの投稿


この記事に対するトラックバック

トラックバックURL