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- 2025/02/02 [PR]
- 2019/05/15 本『崩れゆく絆』 アチェベ
- 本『崩れゆく絆』 アチェベ 訳:粟飯原文子 光文社古典新訳文庫
古くからの呪術や慣習が根づく大地で、黙々と畑を耕し、獰猛に戦い、一代で名声と財産を築いた男オコンクウォ。
しかし彼の誇りと、村の
- 2019/04/24 本『ささみさん@がんばらない』 日日日
- 本『ささみさん@がんばらない』 日日日(あきら) ガガガ文庫
お兄ちゃんに愛され、私は今日も頑張らない。
ささみさんは引きこもり。
着替えるのも、食事をするのも、がんばらない。
生活の面倒
- 2018/02/16 本『こちらあみ子』 今村夏子
- 本『こちらあみ子』 今村夏子
あみ子は、少し風変わりな女の子。
優しい父。
一緒に登下校をしてくれる兄。
書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母。
憧れの同級生のり君。
純粋なあみ子
- 2017/07/17 本『ロウきゅーぶ!』 著・蒼山サグ 絵・てぃんくる
- 本『ロウきゅーぶ!』 著・蒼山サグ 絵・てぃんくる
少女はスポコン! コーチはロリコン!?
第15回電撃小説大賞<銀賞>受賞作!
バスケットボールをするために高校入学後、部長のロ
- 2016/10/25 本『ふたり』 赤川次郎
- 本『ふたり』 赤川次郎 新潮文庫
お姉ちゃんは高校二年までしか生きなかった。
でも、私が来年高校一年になり、二年になり、三年になったら、私はお姉ちゃんの歳を追い越してしまう。
それでもお姉ち
- 2013/03/04 本『ぱんだだ! 中国・日本パンダ紀行』 太田垣晴子
- 本『ぱんだだ! 中国・日本パンダ紀行』 太田垣晴子 文藝春秋
なぜかひきつけられる存在、パンダ。
パンダってなんなのだ?
もっとパンダについて知ろう、と思ったらその魅力がみえ
- 2013/02/23 本『大江戸死体考 人斬り浅衛門の時代』 氏家幹人
- 本『大江戸死体考 人斬り浅衛門の時代』 氏家幹人 平凡社
花のお江戸には死体がゴロゴロ!?
水辺には土座江門、道端には行き倒れ、“検死マニュアル”もすでにあった江戸時代。
そ
- 2012/09/24 本『とある飛空士への追憶』 犬村小六
- 本『とある飛空士への追憶』 犬村小六 小学館(ガガガ文庫)
神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上の両国では、中央海を挟んで絶えず激しい戦いを繰り広げていた。
ある日、レヴァーム皇国の飛空
- 2012/07/15 本『サマーウォーズ』 著:岩井恭平 原作:細田守
- 本『サマーウォーズ』 マッドハウス・日本テレビ放送網・角川書店
著:岩井恭平
原作:細田守
OZ――。
OZは世界中の人々が集い、楽しむことのできる電子ネット
- 2012/06/11 本『真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ』 大沼紀子
- 本『真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ』 大沼紀子 ポプラ文庫
あたたかい食卓がなくても、パンは誰にでも平等においしい。
舞台は東京都世田谷区三軒茶屋――。
そのパン屋は駅から少し離れた
- 2011/12/28 本『イン・ザ・プール』 奥田英朗
- 本『イン・ザ・プール』 奥田英朗 文春文庫
「伊良部総合病院」の地下一階は人の行き来もなく閑散としていた。
そんな陰気な雰囲気の場所にあるのは「神経科」の病室。
今日も一人、
- 2011/11/26 本『死神と桜ドライブ』 有間カオル
- 本『死神と桜ドライブ』 有間カオル メディアワークス文庫
小さなアパレル会社に事務員として勤める川森美咲。
安月給で貯金もなく、ファッションにも疎い彼女は、とても地味な生活を送って
- 2011/11/25 本『ピーターパン・エンドロール』 日日日
- 本『ピーターパン・エンドロール』 日日日(あきら) 新風舎文庫
四月。
去年の自分をリセットして今年の自分となった御前江真央(おまえのえまお)は、自分の心と体に奇妙な違和感を覚え
Date:2025/02/02 02:04
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Date:2019/05/15 20:21
本『崩れゆく絆』 アチェベ 訳:粟飯原文子 光文社古典新訳文庫
古くからの呪術や慣習が根づく大地で、黙々と畑を耕し、獰猛に戦い、一代で名声と財産を築いた男オコンクウォ。
しかし彼の誇りと、村の人々の生活を蝕み始めたのは、凶作でも戦争でもなく、新しい宗教の形で忍び寄る欧州の植民地支配だった。
「アフリカ文学の父」の最高傑作。
古くからの呪術や慣習が根づく大地で、畑を耕し獰猛に戦い、一代で名声と財産を気づいた主人公の人生はある事件を境に少しずつ崩れてゆく。
アフリカの伝統的な文化や社会について、その土地の人々の新しい宗教や欧州の植民地支配への捉え方を知ることができる。
フィクションなので正確ではないらしいけど、アフリカの伝統文化や社会について知ることができた。
主人公は時代の変化に流されてしまったのか。
いや、流れに乗れなかったのか。
[0回]
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Date:2019/04/24 21:45
本『ささみさん@がんばらない』 日日日(あきら) ガガガ文庫
お兄ちゃんに愛され、私は今日も頑張らない。
ささみさんは引きこもり。
着替えるのも、食事をするのも、がんばらない。
生活の面倒を見るのは、ささみさんの大嫌いな奴隷体質のお兄ちゃん。
そんなささみさんの日課は、パソコンに繋がれた「お兄ちゃん監視ツール」で外の世界を覗くこと。
外の世界では、美少女三姉妹とお兄ちゃんがキャッキャ☆ウフフでラブコメ中って……間違ってる絶対!!
この世界は何かがおかしい!!
実年齢は大人だが、見た目は子供という「ロリコンに優しい設定」な長女・つるぎ。
そしていつも眠たそうなクラスメイト、次女・かがみ。
そして見た目は大人の女性で小学3年生という「AVの撮影?」な三女・たま。
邪神(やがみ)三姉妹がおりなすドタバタと、「八百万の神々」のイタズラがささみさんを襲う!
『バレンタインデーの惨劇』、『特殊イベント/全・裸・集・会!』、『ミニゲーム/いけない保健室……☆』!?
次々と起こる「非日常の日々」。
もう疲れたよ。お兄ちゃん……。
引きこもりのささみさんと奴隷体質のお兄ちゃんが暮らす町は八百万の神々が遊びまわり、頭のおかしいことばかり起きる混沌とした自由で不思議な世界。
お兄ちゃんが美少女三姉妹とラブコメってるところをささみさんはお兄ちゃん監視ツールでのぞくのだ。
察しの良い方はピンとくると思いますが、日本神話を絡めた作品です。
一巻は世界観やキャラクターの設定の紹介程度で、物語が動き出すのはシリーズ二巻以降でしょうか。
[0回]
Date:2018/02/16 18:01
本『こちらあみ子』 今村夏子
あみ子は、少し風変わりな女の子。
優しい父。
一緒に登下校をしてくれる兄。
書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母。
憧れの同級生のり君。
純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した作品。
第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。
読み始めてすぐに文章の端々や物語の中に不穏な空気や違和感があった。
決して良い読後感を得られない作品と知りながらも読んでしまうおもしろさと表現力の高さ。
あみ子の目で見る社会や家庭には壁があり、彼女が「こちらあみ子」と大声で訴えても返答はないのだ。
「異才のデビュー作」という売り文句に偽りはありません。
[3回]
Date:2017/07/17 20:18
本『ロウきゅーぶ!』 著・蒼山サグ 絵・てぃんくる
少女はスポコン! コーチはロリコン!?
第15回電撃小説大賞<銀賞>受賞作!
バスケットボールをするために高校入学後、部長のロリコン疑惑で一年間休部!?
部活動ができなくなった主人公・長谷川昴。
ただでさえ小学生の話題はタブーなのに……。
気づけばなぜか小学校女子バスケ部コーチに就任って!?
「ん? ぱんつなら心配ないよ、ほらっ」
「やっぱりっ、でか女なんだわたしっ!」
「おにーちゃんの背中が気に入りました」
「あの、そ、そろそろご指導の方を──」
「いろいろ面白くなってきたわね、ふふ」
個性的な少女たち五人の猛烈アピールに振り回されっぱなし。
それぞれの想いを守るため昴はついに男を魅せる!
小学生の女子だって悩みは多いのです。
そんな彼女たちに翻弄されまくりなさわやかローリング・スポコメディ!
先に謝ります。
表紙だけで「うわぁ……」と思ってしまって申し訳ありません。
ロリコンさんいらっしゃーい!な萌え小説かと思っていました。
しかし実際に読んでみると、熱いスポ根小説でした。
各キャラそれぞれに個性や役割を与え、それを物語の中でしっかり描写しています。
細かく丁寧な文章と可愛らしい挿絵が合わさってキャラの魅力がより正確に伝わってきます。
それはバスケットボールのポジションやプレイスタイルにも活かされている。
キャラが可愛いだけの萌え小説ではありません。
スポ根物としてもおもしろいです。
男子バスケ部と練習場所を賭けた試合(負けたら女子は使用禁止)というスポ根物の定番な展開は、小学生らしくて良いですね。
勝たなければいけない理由や少女たち5人の出会いや想いも絡めて描写されています。
試合に向けての練習シーンも良いです。
下手に書くと説明臭くて冗長になってしまいますが、バスケが分からない人にも伝わるように書かれています。
クライマックスの試合シーンは特に素晴らしいです。
緊迫感あり、スピード感あり、戦略性あり、笑いあり、涙あり、敵味方共に活躍します。
ラストシュートが漫画『スラムダンク』の湘北対山王戦と同じでは、と思いましたが、オマージュでしょうか。
[4回]