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少しイカレてるくらいがちょうどいい
『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』 滝本竜彦 角川書店




雪崎絵理は戦う女の子だ。

平凡な高校生・山本陽介の前に現れたセーラー服の美少女・雪崎絵理。

舞台は北海道。

そのころ山本は、沈んでいた。

期末テストの近いこと。

仲の良かった友人が若い命を散らしたこと。

いろいろなことがあって落ち込んでいた。

そんなある日、雪の降る寒い夜、彼は犯罪に手を染めてしまった。

高級霜降り和牛二キログラムを深夜営業のスーパーから万引きしたのである。

下宿の裏へと続く獣道を通り、月明かりを頼りに自転車を押しながら歩いていると、彼は驚いた。

ケヤキの根元に、何者かが座っていたのだ。

その子は無駄に凝ったデザインのセーラー服を着ていた。

それが有名進学校の中央高校の女子高生が着るものだと気づく。

どうしてこんなところに?

山本は勇気を出して、何をしているのか声をかけてみた。

そして彼女は言った。

「あたしの敵を待っている」

「早く逃げなさい。でないとあなた、死ぬわよ」

かなり「微妙」な感じの女の子だった。

素直に立ち去ろうとしたとき――そいつはやってきた。

馬鹿みたいにうるさいエンジン音

真っ黒いロングコートを着たその男は、ギラギラ輝くチェーンソーを持っていた。

山本がその男に怯えていると、女の子は木目の美しい木刀を手に取り、その男に襲いかかった。

途中までは拮抗していたが、だんだん彼女が劣勢になり始めた。

山本は一人で逃げるわけにもいかず、その闘いを眺めていた。

そしてタイミングを見計らってチェーンソー男に牛肉パックを投げつけた。

見事に木刀少女の顔に命中。

大きくよろけたところを、男のチェーンソーが襲いかかる。

木刀でなんとか防御するが、武器は破壊されてしまう。

山本は彼女といっしょに逃げるが、チェーンソー男は地面を蹴って空を飛んで追ってきた。

少女は再びチェーンソー男と激闘を開始する。

そのうち、彼女の放った投げナイフが男の胸に刺さった。

チェーンソー男は死んだ。

しかし、血は流れていなかった。

仁王立ちしていたチェーンソー男だったが、刺さったナイフを抜いて逃げ去ってしまう。

翌日、山本は中央高校の校門の前に立ち、彼女が来るのを待った。

それから二人で食事をして、チェーンソー男について話した。

その日を機会に山本は、戦う少女・雪崎絵理と共にチェーンソー男と戦うことに。

といっても彼は、自転車で彼女を後ろに乗せて深夜の北海道をひた走り、チェーンソー男と彼女の戦いを眺めるだけしかしないのだが。

第五回角川学園小説大賞特別賞受賞作、滝本竜彦デビュー作。

解説・西尾維新

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